125ccクラス時代
マルク・マルケスとは1993年生まれのスペイン出身のオートバイレーサーのことです。
彼がオートバイに乗り始めたのは5歳のころで、しばらくはエンデューロレースで活躍していた。
その後ロードレースに転向して、2008年レプソル・KTMチームから125ccクラスデビューを果たすと第4戦の中国GPで12位に入り初ポイントを得ました。
2010年アジョ・モータースポーツチームに移籍すると、第4戦のイタリアGPでグランプリ初優勝を果たします。
その後第14戦の日本GPから4連勝を遂げ最終戦のバレンシアGPでチャンピオンに輝くこととなりました。
MotoGP時代
マルケスは2013年シーズンからロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦しています。
MotoGPクラスデビューの開幕戦カタールGPでは3位になっていました。
第2戦のアメリカズGPでは初勝利を挙げています。
また、最高峰クラスでは20歳62日での優勝は最年少記録となっています。
最高峰クラスのデビュー年にチャンピオンを獲得した2人目のライダーとしても彼の名前は有名です。
2014年には開幕戦のカタールGPから10連勝を経て、2014年シーズン13勝を挙げ最多勝記録を樹立しています。
この2014年には弟のアレックス・マルケスもmoto3クラスのチャンピオンに輝き、史上初の兄弟で同年にチャンピオンになると言う快挙も挙げています。
ライディングの特徴
ライディングは力ずくのアグレッシブさが特徴と言えるでしょう。
彼は完全に肘と膝で身体を支えるスタイル、肘と膝が高度なセンサーにでもなっている可能様なスタイルです。
マシンを倒す秒数も的確に動きすぐさま復帰をしていきます。
バンクは超速としか言えません。
車体の敏捷性を有効活用し、体重移動で効果を高め、コーナー内側にするりと進入していきます。
その侵入は全ての動きがなめらかに、そして自然にこなしていくので、じっと動きを見ていると、気が付くと思ったよりもレースが進んでしまっていて驚くことさえあります。
コーナーに進入し、頂点を過ぎるとその瞬間にアクセルを一気に開いてとめることが出来ない速度で駆け抜けていきます。
意外な素顔とは
フリー走行や予選などではアグレッシブに見えるのがマルケスのライディングスタイルです。
しかしそのアグレッシブさは本番のレースで勝利するためのものに他なりません。
レース中やピット内ではダークサイドを垣間見せることもあります。
マルク・マルケスは二面性持つ若き天才ライダーなのです。
それが大きな魅力であり高い人気の理由になっています。
二面性というよりも勝負へのこだわりの強さが表れているのだということも出来るかもしれません。