マスツーリングについて

マスツーリング

マスツーリングとは

マスツーリングとは複数の人数で行うツーリングのことで、一人で行うことをソロツーリングといいます。
マスツーリングには定義はなく、そのため何台で走ろうともツーリングを行う人がそう思えばマスツーリングになります。

若いときにバイク仲間同士で行う場合には、知った仲間ということもあり自由気まま、トラブル続出、途中ではぐれてそのまま解散など、集団行動とは呼べないものがほとんどですが、バイクショップの主催や、ツーリングクラブなどの場合は、ちゃんとした集団行動をとらないといけません。
バイクの腕がよいというだけで、勝手な考えや行動を起こしてはいけません。

あくまでマスツーリングの中の一人であって、その団体の中の一人なのです。
そのためバイク歴や腕は関係なく、そのグループに新規として参加をするのであれば、グループ内での初心者なのです。

リーダーの意見を聞き入れ、グループの輪を乱すことのない行動を心がけましょう。
クラブなどのマスツーリングは複数で行い、技量や車種もバラバラです。
そこで大切になるのは、相手のことを考えることです。

技量がバラバラだからといって平均的な人に合わせると、未熟な人はついてこれません。
未熟な人のペースに全体を合わせる必要があります。
また車種がバラバラですので燃費や航続距離もそれぞれに違います。

給油は航続距離の少ないバイクを中心に行わないとそのバイクはガス欠になってしまいます。
技量のある人や航続距離のあるバイクは、自分よりも劣るもに合わせることはできても、その逆は行えないのです。

そのためグループの最低ラインに合わせる必要がでてくるのです。
この両方を考えると、おのずと走行距離や休憩ポイント、それにかかる時間などを割り出すことができスケジュールを組み立てることができます。

マスツーリングの走り方

団体での走り方なのですが、先頭は道を知っている技量のある人が走るのがいいでしょう。
全体のペースを初心者に合わせることが可能で、後方を確認しながら走行するとなると、かなりの技量が必要になってきます。

次に重要なポジションは殿です。
先頭はミラーにて後方を確認していますが、全体を把握することはできません。

最後尾のポジションはメンバー全体を見渡し、把握する必要があります。
そして先頭に状況を告げたり、ペースを調整する役目を持っています。

参加人数が多い場合は、二番目のポジションは先頭をフォローするポジションになります。
中心にもベテランが入り、隊列の調整を行います。

初心者はベテランの間に挟み、無理のないように走らせたりフォローができる態勢をとるのが、トラブルを防ぐコツだといえます。
また隊列がバラけないようにするのが基本ですが、大人数の場合は信号待ちや交通状況によりバラけてしまうことがあります。

昔は無線でしか連絡が取れなかったのですが、現在では携帯電話などにより連絡が取りやすくなっています。
トラブルなく、皆が楽しめることがマスツーリングの基本です。「また行こう」と皆が口を揃えて言えるようなツーリングにしたいものです。