気になる使用後のヘルメットのニオイ


ヘルメットのニオイを取る方法

バイクのヘルメットは頭部に直接触れるアイテムなので、どうしても使用するとニオイが付きやすいものです。
特に夏には気温が上がり、ヘルメットの中の通気性が悪くなるため、ニオイも気になりやすくなってしまいます。

このニオイを取り除く最短の方法は、ヘルメットの内側のインナーを外して、洗濯機で丸洗いするという方法です。
ただし洗濯機に入れる際には、ネットに入れて弱めの水流で洗うようにしましょう。
洗濯機で洗うことが心配な人なら、手洗いも可能です。

洗っても頑固なニオイが取れない場合には、ヘルメットのインナーのみを購入するという方法もアリです。
ただし、ヘルメットの中にはインナーを取り外せないものもあります。
その場合、中性洗剤を含ませた布などでインナーを丁寧に拭いてあげましょう。
水分を多めにしてインナーを濡らすような感じで拭いた後、乾いた布でしっかりと水分を取り除けば、ニオイを軽減できます。

ニオイの原因とは?

ヘルメットの内部のニオイを作り出している原因は、頭部から分泌されている汗や皮脂をエサとして繁殖する雑菌たちです。
ヘルメットは頭部に密着していますし、頭部は体のほかの部分よりも汗や皮脂の分泌が活発な場所です。
その上、通気性が良くないために熱や湿気がこもりやすく、雑菌が繁殖しやすい環境となっているのです。

雑菌がニオイの原因を作り出しているため、殺菌スプレーや除菌スプレーをヘルメットの内部に使うことも効果が期待できます。
しかしこうしたスプレーはあくまでも一時的な解決策でしかなく、死滅した雑菌がそのままヘルメットの内側に残ってしまい、それをエサとする雑菌にとってはエサの宝庫となってしまうことは念頭に入れておきましょう。
ヘルメットの中のニオイ対策としては、できるだけヘルメット内部の温度と湿度を管理して、雑菌の増殖を抑えるための工夫がおすすめです。

インナーキャップを使うのも効果的

ヘルメットの中のニオイ対策の一つに、インナーキャップを使うという方法があります。
インナーキャップというのは、ヘルメットの中に入れて頭部とヘルメットの間にわずかな隙間を作るためのアイテムで、リーズナブルな価格で購入できます。
キャップと言っても頭にかぶるものではなく、どちらかと言えばヘルメットの中に装着するシリコン製のシートのようなものです。

頭部とヘルメットの間にわずかにでも隙間ができると、通気性が多少良くなります。
頭部から分泌される汗や皮脂がヘルメットに直接付着することを避けられるので、ニオイが付きにくくなります。
同時に、ヘルメットを脱いだら髪が汗と皮脂でペッちゃんこになってしまう事態も回避できます。