ネオレトロ


ネオレトロはどんなバイク?

ネオレトロとはバイクのスタイルの一つで、国内バイクメーカーからも複数の車種がラインナップされています。
このスタイルは、クラシックバイクのような雰囲気を持ちながらも、最新の技術をあらゆる部分に装備し機能面やパフォーマンス面で優秀なバイクに仕上がっている点が大きな特徴です。
もともとネオレトロバイクは、大阪モーターショー2022で大きな注目を集めました。
流行する兆しを見せているため、今後は各バイクメーカーがネオレトロスタイルの車種をさらにラインナップするのではないかと期待が寄せられています。

主な現行モデルはコレ

ネオレトロバイクの代表格と言えば、ヤマハからラインナップされているSR400がよく知られています。
これはヤマハのロングセラーバイクとして人気が高く、もともとは1978年にビッグシングルのパイオニア的存在として発売されたのが始まりです。
その後、時代の流れに合わせてモデルチェンジを繰り返してきましたが、見た目のデザインは大きく変わっていないという点が大きな魅力です。
現在は最新モデルのFinal Editionがラインナップされています。

SR400はレトロなデザインでライダーを飽きさせない魅力がありますが、搭載している装備に関してはとても優秀で、一つ一つのパーツが考え抜かれたスペックになっています。
例えば最新スペックという点では、2010年にインジェクション化されパフォーマンス性が高まりました。
発売当初からかたくなに維持しているロングシートはシンプルさを重視したデザインになっているのが特徴で、ライダーのライディングポジションにフレキシブルに対応できる工夫がされています。

カワサキのZ900RSもまた、ネオレトロバイクとして人気があります。
この車種は往年の名車として知られている900SUPER FOUR「Z1」スタイルを引き継いだモデルで、軽快なハンドリングと力強い走りの両方を実現している傑作です。
レトロな見た目に反する最新の電子制御システムが搭載されるなど、現代の技術をふんだんに採用している点もライダーたちの興味を集めています。

例えばクラシックな雰囲気を残したデザインですが、ABSを搭載しており、パフォーマンス性と安全性をしっかりと確保しています。
また、丸くて大きなフォルムのヘッドライトには、LEDライトを採用することによって最新のテクノロジーを取り込んでいます。

スズキのSV650XABSもまた、ネオレトロバイクとして人気があります。
これはレトロなカフェレーサー風に仕上がった車種で、クラシックバイクとしての風格を持ちながらも、ネイキッドバイク的な軽快さも同時に持ち合わせた外観が大きな魅力です。
この車種は、スズキからラインナップされている大人気モデルのSV650に小さめのビキニカウルを装備することで、サイドカバーとの一体感を作り出しています。
雰囲気としては、クラシックなロケットカウルのようで、ライダーたちからも好評です。