フルカウルバイクのメリット・デメリット


フルカウルバイクとは?

フルカウルバイクとは、バイクのフロント部分に風や雨をよけることができるカウルが装備されているバイクのスタイルを指します。
もともとカウルとは、飛行機のエンジンを覆っているカバーを意味していましたが、走行中に受ける風をよけるだけでなく整流する役割も持っています。
そのためフルカウルバイクでは、ただの風よけではなく、整流という面でも計算された設計やデザインとなっている点が特徴です。

フルカウルバイクの歴史は古く、1920年代にはすでにバイクにカウルを設置するスタイルが考えられました。
1950年代にはカウルを標準装備したバイクや大型のバイクにもカウルが装備されるようになり、より幅広いバイクにとってカウルが一般的な存在となりました。
国内で初めてフルカウルバイクが誕生したのは1982年のことで、YAMAHAからXJ750Dというツアラーバイクが登場しました。
翌年の1983年にはホンダからRG250ガンマというレーシングバイクも登場し、日本国内でもフルカウルバイクが一般的な存在となったのです。

フルカウルバイクのメリット

フルカウルバイクには、複数のメリットがあります。
1つ目のメリットは防風性で、もともとは風からライダーを守る実用的な役割があるカウルがバイクについていることで、ライダーは風を受けることで感じる疲労感が減ります。

2つ目のメリットは、雨や虫からもライダーを守ることができるという点です。
バイクを走行中には、風だけでなく雨や虫なども正面からライダーに直撃しますが、カウルがついていることによってそうした衝撃や負担からもライダーを保護できます。

3つ目のメリットは、カッコいいデザインが多いという点です。
フルカウルバイクは整流なども設計段階で配慮されたデザインとなっており、見た目がとてもスポーティでかっこいいものが多いです。
スポーツ系のバイクが好きな人にとっては、フルカウルバイクは満足度の高いデザインが多いかもしれません。

フルカウルバイクのデメリット

フルカウルバイクのデメリットは、正面からの風や雨をよけ事はできても、横風に対しては避けることができずにデメリットとなるという点です。
どのぐらいの影響を受けるかという点はバイクの排気量や重量によって異なりますが、軽量の250ccバイクなどは横風の影響を受けやすいため風が強い日には注意が必要です。

2つ目のデメリットは、転倒によるダメージです。
バイクのダメージには多種多様なものがありますが、その中でも転倒はまとまった修理費用がかかるダメ―ジです。
フルカウルバイクの場合、転倒したり傷つくとその度にカウルの交換が必要となるため、修理費用という点ではカウルなしのバイクと比較して割高感を感じるかもしれません。