Dリングの場合
バイクで安全走行をする上で欠かせないヘルメットは、正しく装着することが大切です。
頭のサイズにフィットしたサイズのヘルメットを正しくかぶるだけではなく、あごひももきちんと締めなくてはなりません。
あごひもが緩んだ状態で走行していて、万が一衝撃を受けた場合にはヘルメットが脱げてしまう可能性もあります。
あごひもには「Dリング」の他に「ワンタッチバックル」や「マイクロ・ラチェット・システム」などの種類があり、それぞれに締め方にポイントがあります。
Dリングのあごひもの場合には、まず最初にあごひもの端をDリングに通し、喉に当たるまで強く引っ張ります。
これだけではあごひもの余った部分が走っている最中にパタついてしまいますので、エンドホック同士を合わせて「カチッ」と音がするまではめ込みます。
ワンタッチバックルの場合
ワンタッチバックルタイプのあごひもはヘルメットを装着するたびに締める必要がないので、素早く着脱することができて便利です。
ワンタッチバックルにはオス金具とメス金具がありますので、両方をしっかりと噛み合わせます。
あごひもの長さはあらかじめ調節しておきましょう。
あごひもが喉に当たる程度が目安です。
余った部分のあごひもは、ストラップラダーに通しておきます。
マイクロ・ラチェット・システムの場合には、オス金具をメス金具の奥までしっかりと差し込みます。
あごひもの長さはワンタッチバックル同様、あらかじめ調整しておきます。
おすすめのバイク用ヘルメット
市販されているバイク用ヘルメットの中でも、特に人気が高いのはNANKAIの「ZEUS NAZ-202 STARDUST」です。
インナーサンバイザーが採用されており、夏の晴天時でも強い日差しから目をしっかりとガードしてくれます。
あごひもはワンタッチバックル方式で、内装用のスポンジでサイズ調整をすることができます。
ツーリングに出かけることの多いライダーには、OGKの「KABUTO RYUKI」もおすすめです。
UV&IRカットシールドとインナーサンシェードが採用されているので、昼間の走行でも直射日光による疲労を防ぐことができます。
お値段は40,150円とやや高めですが、それだけの価値はあります。
あごひもはDリングからワンタッチバックルに自分で交換することもできます。
特にDAMMTRAXの「ヘルメット ワンタッチコネクト」は色も赤と黒でおしゃれなワンタッチバックル方式で、Dリングで苦労している人はいっそ交換してみるのも悪くないかもしれません。
交換するといっても、縫い付けるといった面倒な作業は一切ないので心配はいりません。
なお、ひも幅は2cmまで対応しています。
ちょっとひと工夫するだけで、今使っているヘルメットもぐっと着脱しやすくなります。