オフロードバイクのタイヤの選び方


タイヤサイズをチェック

重心が高めで、山道や砂利道などでも転倒の危険性の少ないオフロードバイクは、タイヤの選び方が大変重要です。
タイヤを替える際には、まずタイヤサイズをチェックしましょう。
新車の場合ならタイヤの刻印を見ればすぐにわかりますが、かなり乗りこなしていて刻印が見えなくなっているときはメーカーのパーツリストで確認しましょう。

タイヤのサイズには、インチ表示とメトリック表示の両方が使われています。
中には前輪と後輪でインチ表示とメトリック表示が混在していることもありますので、間違えないように気をつけたいものです。

タイヤの選び方

オフロードバイクのタイヤには、「モトクロスタイヤ」「エンデューロタイヤ」「トライアルタイヤ」「トレールタイヤ」の4種類があります。
最初の3つは競技で使用されるタイヤですので、公道を趣味で走るのであればトレールタイヤを選ぶのが一般的です。
トレールタイヤであればオフロードはもちろんのこと、オンロードでもそれなりに走ることができます。
競技専用のタイヤは「NOT FOR HIGHWAY SERVICE」あるいは「NOR FOR HIGHWAY USE」と側面に刻印されています。

おすすめのタイヤ

林道などを好んで走るライダーなら、IRC(アイアールシー)の「TRAIL WINNER TR-011 TOURIST」がおすすめです。
グリップ感に優れており、ごつごつした石や岩の多い林道でも快適な走行が楽しめます。
お値段はサイズによっても異なり、4.00-18 64P TLは9,300円前後、2.75-21 45P WTのほうは7,200円前後となっています。
多くの車種に対応しており、非常に人気の高いタイヤです。

DUNLOPの「Buroro D603」も林道ツーリングにはぴったりのタイヤで、ブロックが大きくやわらかいのが特徴です。
ただし、柔らかい分摩耗も激しいので、ヘビーユーザーであれば頻繁に取り替える必要があります。
お値段は8,500円〜10,500円程度で、サイズが豊富だというメリットがあります。

グリップ力が十分で、しかも耐久性にも優れているオフロードタイヤを探している人にはBRIDGESTONEの「TRAIL WING TW301/302」もおすすめです。
こちらはセローの純正タイヤで、トレッド3分割構造が採用されています。
オンロードにも強く、マンホール上でのグリップ力も抜群です。

ハードな林道ツーリングが好きであれば、PRELLIの「MT21 RALLYCROSS」もいい選択です。
摩耗に強く、スパイクタイヤにも使用されている素材MT21を使用したタイヤで、センターブロックがつながっているのでオンロードでも快適に走行することができます。