MotoGPとは

MotoGPのイメージ

MotoGPの正式名称をご存知ですか?

MotoGPは、1949年から開催されているレースで、正式名称はロードレース世界選手権と言います。
これは、二輪ロードレースの最高峰とも言われているレースです。
国際モーターサイクリズム連盟(FIM)によって統括されており、2015年時点では、各種の権利をドルナ社(DORNA)が管理しています。

MotoGPは、世界各地のサーキットをあちこち周って開催されています。
2001年までは、WGP(World Grand Prix)と呼称されていましたが、2002年になってから500ccクラスがMotoGPクラスに改編され、それをきっかけとして、全体の略称もMotoGPと変更されたという経緯があります。

クラス区分について

クラスはバイクのエンジンの排気量によって3つに分けられています。
MotoGPクラスは4ストロークでは800cc~1000ccエンジンを、Moto2クラスでは4ストローク600ccを、Moto3クラスでは単気筒4ストロークの250ccエンジンをそれぞれ使用してレースを行っています。

エントリーライダー数はMotoGPクラスで17人、Moto2クラスで40人、125ccクラスで27人と定められています。
他に各大会にはそれぞれのクラスに限られたワイルドカードという特別出場枠が設けられています。

競技方法について

レースは3日間で行われていきます。 
初日は練習のフリー走行、2日目はフリー走行~公式予選、3日目はウォームアップ走行~決勝という流れです。
公式予選では決められた時間内でタイムアタックが行われ速いタイムのライダーからスタートグリッド位置を決めていくことが出来ます。

決勝では原則Moto3、Moto2、MotoGPの順にレースが行われ規定周回数を一番速く走ったレーサーが王者となります。 
基本的にピットインなしで、世界各国でのグランプリレースにおける順位に応じてポイントを加算、そで年間チャンピオンを決めていくのです。

日本人レーサー

日本では地上波では日本テレビがMotoGPクラスを中心に録画放送をしました。
日本GPの場合は多少の時差があるものの、系列全国ネット放送をしています。
CS放送に関しては日テレG+によって全クラスの予選・決勝レースの完全放送を見ることが出来るようになっています。

日本人レーサーでは250ccクラスで加藤大治郎と原田哲也が共に17回の優勝経験を持っています。
125ccクラスでは坂田和人が1994年と1998年の2回年間チャンピオンに輝きました。 
同じく125ccクラスで青木治親も1995年と1996年に年間チャンピオンに輝いています。

このように日本人レーサーも多く活躍していますので、一度見るとはまり込んでしまうような興奮を見ることが出来ます。